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奈良美智の日々

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初個展から30周年!

30yrs from 1984 first solo show

2014
Print Works, Satellite, Okayama, Japan
Sawada Mansion Gallery, Kochi, Japan
Blum & Poe, Los Angeles, CA

2013
Pace Gallery, New York, NY

2012
NARA Yoshitomo: a bit like you and me…, Yokohama Museum of Art, Yokohama, Japan; traveled to Aomori Museum of Art, Aomori, Japan; Contemporary Art Museum, Kumamoto, Japan
The Little Little House in The Blue Woods, Towada Art Center, Aomori, Japan
Yoshitomo Nara Prints, 8/Art Gallery/Tomio Koyama Gallery, Tokyo, Japan

2011
Print Works, Roppongi Hills A/D Gallery, Tokyo, Japan

2010
ceramic works, Tomio Koyama Gallery, Tokyo, Japan
Yoshitomo Nara: Nobody’s Fool, Asia Society, New York, NY
New Editions, Pace Prints, New York, NY

2009
Marianne Boesky Gallery, New York, NY
The Crated Rooms in Iceland – Yoshitomo Nara + YNG, Reykjavik Art Museum, Reykjavik, Iceland

2008
Yoshitomo Nara with Installation by YNG, Blum & Poe, Los Angeles, CA
Yoshitomo Nara + graf, BALTIC Centre for Contemporary Art, Gateshead, UK
Galerie Zink, Munich, Germany
Galerie Meyer Kainer, Vienna, Austria
Chaguin, Misako & Rosen, Tokyo, Japan (collaboration with Hiroshi Sugito)

2007
Torre de Málaga, Centro de Arte Contemporáneo de Málaga, Spain
Yoshitomo Nara + graf, GEM, Museum of Contemporary Art, Den Haag, Netherlands
Johnen + Schöttle, Cologne, Germany
Berlin Baracke, Galerie Zink, Berlin, Germany

2006
Moonlight Serenade, 21st Century Museum of Contemporary Art, Kanazawa, Japan
Yoshitomo Nara + graf: A to Z, Yoshii Brick Brew House, Hirosaki, Japan
Stephen Friedman Gallery, London, UK

2005
Home, graf media gm, Osaka, Japan
Marianne Boesky Gallery, New York, NY

2004
Yoshitomo Nara: From the Depth of My Drawer, Hara Museum of Art, Tokyo, Japan; traveled to Kanaz Forest of Creation, Fukui; Yonago City Museum of Art, Tottori; Yoshii Brick Brewhouse, Hirosaki, Aomori; Rodin Gallery, Seoul (cat.)
Galerie Meyer Kainer, Vienna, Austria
Nowhere Land, Galerie Johnen & Schöttle, Cologne, Germany
Yoshitomo Nara: New Works 2004, Blum & Poe, Los Angeles, CA
Somewhere…, Galerie Zink & Gegner, Munich, Germany (collaboration with Hiroshi Sugito)
Shadow Puddles, graf media gm, Osaka, Japan
Over the Rainbow: Yoshitomo Nara and Hiroshi Sugito, Pinakothek der Moderne,
Munich, Germany; traveled to the K21, Düsseldorf, Germany

2003
Yoshitomo Nara: Nothing Ever Happens, Museum of Contemporary Art, Cleveland; traveled to Institute of Contemporary Art Philadelphia, PA; Contemporary Art Museum St. Louis, MO; San Jose Museum of Art, San Jose, CA; Contemporary Museum, Honolulu, HI
S.M.L., graf media gm, Osaka, Japan
Galerie Zink & Gegner, Munich, Germany
New Drawings, Tomio Koyama Gallery, Tokyo
The Good, the Bad, the Average.... And Unique, Little More Gallery, Tokyo, Japan
Stephen Friedman, London, UK

2002
Saucer Tales, Marianne Boesky Gallery, New York, NY
Who Snatched the Babies?, Centre National de l’estampe et de l’arte imprimè, Chatou, France
12 Etchings, Space Force, Tokyo, Japan

2001
In Those Days, Hakutosha, Nagoya, Japan
NARA Yoshitomo: I DON’T MIND, IF YOU FORGET ME, Yokohama Museum of Art, Yokohama Japan; traveled to Hiroshima Museum of Contemporary Art; Ashiya City Museum of Art;
Asahikawa Prefectural Museum of Art; Aomori Museum of Art; Hirosaki Yoshii Brick Brewhouse, Hirosaki, Japan (cat.)
Drawings Days, Collette, Paris, France
Clear For Landing, Galerie Michael Zink, Munich, Germany
In the White Room: An Exhibition of Paintings and Drawings, Blum & Poe, Santa Monica, CA

2000
Stephen Friedman Gallery, London, UK
In the Empty Fortress, Galerie Johnen & Schöttle, Cologne, Germany
Lullaby Supermarket, Santa Monica Museum of Art, Santa Monica, CA
Walk on, Museum of Contemporary Art Chicago, Chicago, IL

1999
Done; Did, Parco Gallery, Nagoya, Japan
Happy Hour, Hakutosha, Nagoya, Japan
Somebody Whispers in Nürnberg, Institut fur Moderne Kunst Nürnberg, Nürnberg,
Germany (cat.)
Pave Your Dreams, Marianne Boesky Gallery, New York, NY
An Exhibition of Sculpture in Two Parts, Blum & Poe, Santa Monica, CA
Walking Alone, Ginza Art Space, Tokyo, Japan (cat.)
In the Floating World, Nadiff Gallery, Tokyo, Japan
No, They Didn’t, Tomio Koyama Gallery, Tokyo, Japan

1998
Institute of Visual Arts, University of Wisconsin, Milwaukee, WI (cat.)

1997
Blum & Poe, Santa Monica, CA
Screen Memory, Tomio Koyama Gallery, Tokyo, Japan
Lonesome Puppy, Hakutosha, Nagoya, Japan
Drawing Days, Hakutosha, Nagoya, Japan
Sleepless Night, Galerie Michael Zink, Regensburg, Germany
Yume Ooka Art Project, Yokohama, Kanagawa, Japan

1996
Galerie Johnen & Schöttle (with Karen Kilimnik), Cologne, Germany
Lonesome Puppy, Tomio Koyama Gallery, Tokyo, Japan
Hothouse Fresh, Gallery Hakutosha, Nagoya, Japan (cat.)
Empty Surprise, Artium, Fukuoka, Japan
Cup Kids, Gallery Hakutosha, Nagoya, Japan

1995
Cup Kids, Museum of Contemporary Art, Nagoya, Japan
Pacific Babies, Blum & Poe, Santa Monica, CA
In The Deepest Puddle, SCAI The Bathhouse, Tokyo, Japan (cat.)
Nothing Gets Me Down, Galerie Humanite, Tokyo, Japan (cat.)
Oil on Canvas, Galerie Humanite, Nagoya, Japan (cat.)

1994
Lonesome Babies, Hakutosha, Nagoya, Japan (cat.)
Hula Hula Garden, Galerie d’Eendt, Amsterdam, Netherlands
Christmas For Sleeping Children, Itoki Crystal Hall, Osaka, Japan (cat.)

1993
Galerie Johnen & Schöttle, Köln, Germany
Be Happy, Galerie Humanite, Nagoya & Tokyo, Japan (cat.)

1992
Loft Gallery, Deventer, Netherlands
Drawings, Galerie d’Eendt, Amsterdam, Netherlands

1991
Harmlos, Galerie im Kinderspielhaus, Dusseldorf, Germany
cogitationes cordium, Galerie Humanite, Nagoya, Japan
Galerie d’Eendt, Amsterdam, Netherlands

1990
Galerie d’Eendt, Amsterdam, Netherlands

1989
Irrlichttheater, Stuttgart, Germany

1988
Innocent Being, Galerie Humanite, Nagoya & Tokyo, Japan
Goethe Institute, Dusseldorf, Germany

1985
Recent Works, Gallery Space to Space, Nagoya, Japan

1984
Wonder Room, Gallery Space to Space, Nagoya, Japan
It’s a Little Wonderful House, Love Collection Gallery, Nagoya, Japan
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by ynfoil | 2014-05-31 22:08 | 日記 | Comments(0)

かつての生徒たちへ

僕はかつて、美術系の大学へ進学しようとしてる高校生たちの先生をしていた。

あの頃から・・・もう何年も経ってしまったんだなぁ・・・

ずっと絵を描いてきて、いっつも生徒たちのことを想うことで、頑張れた。
特にドイツにいた12年間は、まったくもってそうだった。

もうみんな、自立して立派に生活していることだろう・・・

僕は、いつまで経っても、あの頃の世界に生きているようで、人間的には進歩がないよ。
でも、美術の世界じゃ、けっこういっぱしの存在になったぜ!
いつの間にか、先輩が少なくなって、後輩ばっかりが増えていってる。

単なる絵描きなのに、なんだか芸能人のようなリアクションを受けたりするようになってしまってさぁ。
国民的アイドルグループのリーダーと知り合いになったからかなぁ、とか思うんだけど・・・

以前なら、メディアに登場すると、みんな喜んでくれたよなぁ!?
でもさぁ、最近の君らはそんなことに嫌な気がしてるかもしれないな・・・

自分だって、そうなんだ。

自分がこの世から消えてしまっても、作品だけが・・・
そう、作品だけが、ずっと残っていけるように!
・・・そんな絵を描くことを意識して努力してるんだぜ、俺はよ~!

今、ここにいる自分なんかよりも、自分が消えても残っていくものを作りたいんだ。
ずっとずっと先に生まれてくる人たちに、この感情を伝えられることを夢見ているんだ。



そうだなぁ、まぁ、人生はまだまだこれからだよなぁ。
平均寿命で言ったって、あと25年以上はあるんだ。
もう少し、先へ進むような絵が描けると思っているんだ。

期待していてくれ!

俺は、あの頃と変わりなく・・・みんなのことを想い、
つうか、特にお気に入りだった、あいつらのことを想い、
もうダメだ!と思った時でさえ、ひと息帰ることが出来ている。


今日は、昔の写真を整理しなきゃいけないことがあって、
みんなのことを想い出してしまったんだ・・・懐かしくて・・・

過去を懐かしんで、ちょっとでも立ち止まるなんて、
自分が好きなことじゃないけれど、なんだかなぁ!
やっぱ、あの頃は自分自身の黄金期だったのかもな~

でも、あっと言う間に、想い出は現実に引き戻されるし、
どうしたって、今に向き合わなきゃいけないんだ!

さぁ!俺は、もう少し精一杯の力で駆けていこうと思ってる。
54才のこの体には、ちょ~~~っとキツイけれど、
そこら辺の誰かよりは、早く走れる気がしてるぜ!

HEY! HO! LET's GO! HEY! HO! LET's GO!
そこら辺の誰かよりは、早く走れる気がしてるぜ!
HEY! HO! LET's GO! HEY! HO! LET's GO!
HEY! HO! LET's GO! HEY! HO! LET's GO!
HEY! HO! LET's GO! HEY! HO! LET's GO!


HEY! HO! LET's GO! HEY! HO! LET's GO!

まだまだ!俺は、もっともっと進んで行くぜ!

期待しててくれ!俺は、もう少し、お前たちの先生でいたいんだ!

いや・・・ずっとずっと、お前たちの先生でいたいんだ!


HEY! HO! LET's GO! HEY! HO! LET's GO!
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by ynfoil | 2014-05-21 06:25 | 日記 | Comments(0)

こどもの日に

僕が生まれる前、兄たちが子供の頃は、
父は神主で、山のふもとの神社の社務所に住んでいた。
母はいつも社務所の畑を耕したりして家にいたし、
近所の人たちにも恵まれて兄たちは割りとかまわれて育った。

その後、父は元々継ぎたくなかった神主をやめてしまい、
公務員試験を受けて市役所勤めすることになり、町に引っ越した。
その頃に、僕は生まれたのだった。
親は共働きになり、自分はかまってもらう時間もなく、
まったくの放任主義の下で育ってしまった。

ほんとうに一人ぼっちで過ごした時間が多かったのだけれども、
それが当たり前だったので、寂しいという感覚を持ったことがなく、
自然や動物たちと戯れることが好きな子どもだった。

僕の記憶は、借家暮らしを経て、
丘の上に小さい平屋の持ち家を建てて引っ越した3歳頃から始まる。
だだっ広いなだらかな丘の上に、家がポツンポツンと数件建っていた。
隣の家には羊がいて、近くには馬を飼っている家もあった。

それが、小学校を卒業する頃には、でこぼこ道は舗装され、
小川はコンクリートのU字溝に変わり、新しい道もどんどん出来て、
あっと言う間に普通の住宅街になってしまった。

けれども、そういう変化を僕は喜び、舗装されたばかりの道路で、
暗くなるまで、ただただ自転車に乗るだけで遊んでいられたし、
どんどん延びていく企画サイズのU字溝は、
未来へ繋がる新幹線の線路の様に見えた。

平屋の家も、増築して2階建てになり、カラーテレビやステレオがやって来た。
ラジオから流れる歌を待つことも少なくなり、レコードを買い始めた。
カセット・レコーダーが発売され、友だちとレコードの貸し借りをして、録音した。
母が買ってくる服を嫌がるようになり、自分で服を選ぶようになった。

そうだ。
小学校の頃、学期初めに配られた教科書に、
母は取って置いたデパートのきれいな包装紙で、
一冊一冊、カバーを作ってくれていた。

けれども、それもいつからか、みんなが使っている、
市販のファンシーなビニール製のカバーにしてしまった。

友だちと持っているような刺繍付のバックを作ってと、
和裁しか出来ない母に頼んだりして困らせたりもした。
母はとても素朴なひまわりが刺繍されたバックを作ってくれたが、
僕の心は、それを受け取った後でやっと痛み始めた。

家のトイレで小便器の前に立ち、夕暮れ時におしっこをする時、
開け放たれた窓の向こう、岩木山に沈む夕日の光を受けながら、
僕はいつも胸が痛くなってしまう。

橙色の光に顔を照らされながら、
母のことを想うことを胸が痛くなってしまう。

貧しい農家に生まれ、成績が良かったにも関わらず、親に進学を許されず、
先生方がとにかく入学試験を受けさせてあげてと頼み込んで、
女学校の入学試験を受けには受けたが、
試験当日に、きれいな服を着た町の娘さんたちを前に、萎縮してしまい、
面接で意味不明でチンプンカンプンな答えを連発した田舎娘。
運動の試験では、やはり体操着というものを着た娘さんたちを前に、
自分の着ている服が恥ずかしくて、何もできなかった母。

僕の新しい教科書に、きれいにたたんで取り置いていた包装紙で、
カバーを付けていく時の気持ちは、どんなだったろうか。

日が沈んで家の中が暗くなると、
低い飯台に上がって、背伸びして電燈から伸びた紐を引く。
部屋の中は優しい光で別世界のように明るくなり、
そろそろ仕事から母が会社から帰ってくる頃だ、
兄たちが部活を終えて学校から帰ってくる頃だ、
そう思いながら、猫と戯れていたっけなぁ。

あ、そうだ。
父はもっと遅くに、酔っ払って帰って来てたなぁ。

僕が寝た後に、折り詰めの寿司とか持って帰ってきていた。
兄たちは、夜食のようにその寿司を食べ、
次の日の朝に、残っていたガリを食べていた僕は、
けっこう長いこと、『ガリ』のことを『寿司』だと思っていた。


今も、夕暮れ時になると、
あの頃の風景が蘇えってきて、
僕は、そこに飛び込みたくなってしまう。
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by ynfoil | 2014-05-05 02:24 | 日記 | Comments(0)